南太平洋の旅(5)

10月22日は朝の5時ごろ目が覚めた。外は明るくなりはじめていた。

島の人々の朝は早い。モーレア島の島を循環するバスは例のスーパーの辺りから島の南側経由と北側経由でそれぞれ1台づつ出発し、朝は4時半、5時半、6時半、9時半に出発しておしまい。午後は1時半、2時半、3時半(?)だったかな? それだけ。そんな感じで走っていて、モーレアからパペーテヘのフェリーの時間 帯とうまくつながるようになっています。

とっさに今日は島の東側にあるテマエビーチへ出かけてみる事にした。ガイドブックにきれいだと書いてあったので見てみたかったのです。6時半のバスに乗ろう!
昨日スーパーで買ったバゲットや果物で軽い朝食を食べてバスに乗り込んだ。

バスの中は昨日よりも込んでいた。みんな仕事に向かっているようです。こんな朝早くからビーチに、しかも島の循環バスに乗ってわざわざ行こうなんて言うおめでたい人は私くらいのよう。バスを待っている間にお友達になったおばちゃんが、この旅、第2の天使。自分の事、島の事、色々教えて下さいます。

彼女自身は南米チリの人だそうですけれど、タヒチ人のご主人と出会ってフレンチポリネシアに引っ越してきたとの事。チリの不動産の値段とフレンチポリネシアの不動産の事。道を歩いている島民の事...その道を歩いていた人は白人の女性で年齢は60代かと思われるんだけれども、毎日水が入ったボトルを持って、島の道をテクテクと4−5時間歩いてるんだそうです...。 バスが止まって人が乗ってくる度に笑顔であいさつ「こんにちは」「こんにちは」、 島の人はみんな基本的にはフレンドリー、でもそうでない人や中には悪い人もいるのでビーチでは持ち物に気をつける事、等々。 彼女の方が先にバスから降りる事になっていたけれど、私のことをくれぐれも運転手さんに頼んで降りていきました。

おぼえたてのタヒチ語でお礼を伝える。『マウルル〜』ありがとう。

それからしばしバスに揺られ東側のタマエビーチに到着した。ヤシの木陰に陣取る。水は限りなく澄みきっていて、私の影がくっきりと見える。

遠くにはソフィテル(ホテルチェーン)のウォーターバンガロー。
実は好奇心から、ホテルのサービスを見てみようと思い、コーヒーとクロワッサン程度だったらたとえお値段が高くても破産する事はないだろう!と、ホテルのレストランへ出かけてみた。

バンガローもとてもお洒落だし(と、言っても、専門家ではありませんがポリネシア風というよりインドネシア/バリ島風建築に見える)、敷地もとてもきれいに整備されていたけれど、コーヒーやクロワッサンだけのサービスはないとの事。モーレアのソフィテルでは朝の時間帯は朝食のバイキングのみで、コーヒーだけの方もバイキングを堪能される方も全て1人、約5000円ですとのこと。『ご覧になられますか?』との事なのでお料理をみせてもらった。ごく普通ううぅでも品数少なめのホテルの朝食バイキング...盛りつけやインテリアがお洒落と言えばお洒落で、流行の『Zen(禅)風』。お紅茶は鉄瓶でサービスされるらしいが、5000円の価値はありません。 レストランを後にした。

レストランを出た所で警備の人らしいおじちゃんと出会い立ち話をした。
コーヒーとクロワッサンが欲しくってレストランに行ったら、そういうサービスはなくって、バイキングで5000円と言われた事を話すと、そんなに 高いのかと驚きながらも大爆笑してくれた。  

すると、そこに電気自動車に乗ったやはり従業員のおばちゃんが通りがかり、おじちゃんがその事をおば ちゃんに話し、また大笑い。 その後、ホテルのことを少し教えていただいたけど、その事はここではパスしましょう。
海底に映る、私の影をパチリ。

午前中の大半、透明な海に浮かんでいた。もう少し沖や、珊瑚礁がある所に行けば色とりどりの魚たちがタマエビーチにもいるのかもしれないけれど、私が見た限りでは砂の色に近いような魚たちやカニ、そんなのしかいなかった。それでも透明な海水をとおして太陽光線が描く光のあみあみ(ってわかっていただけます?)と自分の影と戯れていると至極幸せだった。

ビーチの近くに小さなバンが停まって美味しそうなバーベキューやフライドポテト、アイスクリームや飲み物を売っていた。
炎天下のサッカー


その近くには小さなサッカーフィールドがあり、炎天下、サッカーをしている子もいた。
ヤシの木陰を追いかけて、しばしばマットの位置を動かしていたけれど、お昼過ぎ、第2の天使のおばちゃんの指示通り、バスに乗って島の西側に戻る事にした。

西側に戻るとスーパーもインターネットキャフェも開いていたのでスーパーで買い出し。  エキゾチックサラダだけレストランでいただこうかとも思ったけど、ディナーはレストランはやめて、浜辺でサンセットピクニックにする事にした。

美味しかったフランスパンを購入。
サラミやハム類、チーズ、パイナップル(丸ごと1個!)パパイヤ、ココナッツのタルト(巨大)にチョコレートクロワッサン(パリの味を期待したけどちょっと残念、違った。チョコレートの違いです)、ワインはしばし悩んだけど、船にのったらかなりお酒を飲む事になると思われたので、パスする事にして、グアバジュースを購入した。

モーレア2日目のサンセットは前日の教訓から少し早めに出かける事にした。
5時頃、浜辺に突き出たコンクリートの小さな堤防に座る。足元で魚たちが追いかけっこをしているのがよく見えます。小さいウツボもいます!

サンセット自体は丁度雲に隠れて見えなかったけれど、とても穏やかな夕暮れでした。  あ〜幸せ。
2007年10月22日のサンセット

2007年10月22日 フレンチポリネシア、モーレア島より