オカナガンワイン紀行、Silver Sage Winery


私たちが毎年訪れる、お気に入りのワイナリーの一つがオリバーにある Silver Sage Winery です。

オーナーのアナさんがダンナ様のビクターさんとここにワイナリーを開いたのが1996年。でも2002年二人に悲劇が襲います。2002年ワインを作っている最中の事故でビクターさんが帰らぬ人となられたのでした。

私とメリッサが最初にこのワイナリーを訪れたのはその事故のあと1、2年してからのこと。テイスティングルームで黒いドレスを着て喪に服しためっちゃ元気のいい女性、それがアナさんでした。

当時のテイスティングルームは忙しいながらも、まだまだゆとりがあって、テイスティングをしながら、人生のこと、恋愛のこと、ワインのこと、ビクターさんのことなんかを話したモノです。数年前、秋になって忙しくなくなったら、地元の名士の方々とアナさんが合コンさせてくださるっていってたんだけどなぁ〜。

っと、話しが脱線してしまいましたが、現在アナさんはブドウ畑の方で時間を過ごすことが多いようで、去年も今年もアナさんには会えずじまいでした。そしてここ数年、テイスティングルームを切り盛りしているのがアナさんの姉妹、エレナさんです。

Silver Sage のワインでお薦めなのは...


どれも美味しいけれど、まず白なら、Sage Grand Reserve (写真の右側)。ゲヴェルツトラミネル(軽い辛口の白ワイン、英語だとギバーツって聞こえるのは私の耳だけかなぁ? Gewurztraminerと書きます)を野生のセージと一緒に発行させたセミドライのワインです。 毎日グビグビ飲むワインではなくって、特別な日のためのワインって感じ。キンキンに冷やしていただくと、チキンやターキー羊、スパイシーなお料理に合います。 うちの大家さんに数年前贈った所とても気に入っていただき、毎年彼のお土産ワインの一つはこれです。

メリッサとタニス曰く、今年のワインはセージの風味がいつもより強いとのこと。私は...正直な所、セージがどんな風味なのか今ひとつ分かっていないので(もっと勉強しろよ!あは)このワインのどの風味の部分がセージなのか分からないけれど、一度味わっていただきたいワインです〜。27ドルくらい。

で、気軽にいただく白ワインなら Sage Grand Reserve の元となる、Gewurztraminerもお薦めです。(写真の左側)フルーティーで軽やか! トロピカルフルーツのような、ピーチのようなそういう香りを持っています。 お値段がこちらだと17ドルくらい。

Pino Blanc は柑橘系と青林檎(グラニースミス種)の風味を持つさわやかなワインです。このさわやかな風味を際立たせるため、発酵にも醸造にもステンレスの樽を用いてるんですって。 お値段は15−6ドル


そして赤ワインなら断然Pino Noir 。ドラマチックなワイン、その名もThe Passion (情熱)と呼ばれています。アナのダンナ様はこのワインを作っていて亡くなった。写真の左側のボトルは去年リリースされた2006年産のThe Passion。ラベルの色が紫なのは紫はルーマニアでは喪に服しているイミを持つと何年か前に聞いたような...。 アナの思い入れもひときわ強い特別なワインです。 ミディアムボディーでオークの樽で作られているものの、フルーティーさも兼ね備えたワインのような。 真冬にいただくThe Passion は豊かな気持にしてくれます〜。 あああ、冬が恋しいただ今の気温30度!

今年、毎年の如くThe Passion を買ってびっくりした。写真の右みたいに、紫のラベルではなくなっていたのです。なんかの記念って聞いたような気がしたんだけどよく聞いてなかった(あは)でも、アナの新たなる挑戦!みたいなモノを私はかんじましたヨ。

そしてSilver Sage で忘れてはいけないのがデザートワインの数々。
日本からも特別注文が入ると言うブルーベリー

地元のオカナガンで取れたチェリーをふんだんに使ったポートのようなチェリー。チェリーの甘さとアルコールの比率が素晴らしく、新鮮なチェリー以外、チェリー類の食べ物はあまり好きでない私も、このデザートワインは好きです〜。チョコレートとの相性もよろしいようで。

厳選されたメルローとラズベリーとブラックベリーを使ったメルローのデザートワイン。ラズベリーソースをかけたりするデザートの時、このデザートワインを使うと美味、チョコレートとの相性も最高!! 

ピノ・ブランのデザートワインは桃やアプリコットと作ってあり、実に夏のオカナガンしたデザートワインです。砕いた氷を入れたグラスでいただくのが美味しいかと。「果物を切ってそれにかけていただくと美味しいわよ」と言われたけど、もったいなくてそんなこと出来ません。でもおいしいだろうなぁ〜。

私のお気に入り、ラズベリーのデザートワイン。こちらはメルローのデザートワインと違って、100%ラズベリーで作ってあるそうです。メルローのデザートワインと比べると酸味が強いのかなぁ? こってりとコクのあるチョコレートデザートとの相性バッチリです。

そしてこれは是非一度試して欲しい Flame フレーム、つまり炎! レイトハーベスト(貴腐ワイン葡萄)のゲヴェルツトラミネルとアプリコットと桃で作ったワインになんと、唐辛子で作ってあります。ボトルの中に6−7センチの真っ赤な唐辛子が1本丸ごと入っていて、あんまり長いこと寝かせておくと、火を噴くほど辛くなってしまいますが、どうぞご安心を。ここ1年ほど、マイルドタイプを作り始めました。マイルドタイプは瓶詰めする時に丸ごと1本の唐辛子をいれないけれど、後は全ていままでと同じ作りになっています。
フレームは食前酒に良いような気がします。スムーズで甘く、それでいて火を噴く感じ! 知ってる方はワインを飲み終わったら唐辛子を出してお料理に使うそうです。

そして、これが未だに良く分からないんだけど、普通、デザートワイン系、他のワイナリーや店では冷蔵庫に入れて2週間くらいで飲んでしまって下さいって言われるんだけど、シルバーセージでは冷蔵庫に入れて保管すれば1年くらい大丈夫って言われます。そしてちなみにシルバーセージのワインには通常大手のワインメーカーで使われるような保存料等が一切使われていない...確かに舌触りが他のデザートワインとは違うんだけど、なぜゆえ一年も持つのかあああ、今回も聞き忘れてた。

ワイナリー巡りの楽しみの一つはそこのワイナリーの人たちやワインを愛する人たちと会って話しをする事。シルバーセージはその点でも得点高いし、通常酒屋さんではお目にかかれない様々なワインを楽しむことが出来るのでお薦めです〜。

Silver Sage Winery
32032 - 87th ave
Oliver, B.C. Canada
Phone: (250) 498-0310