坂本龍一さま in Vancouver! (2)

劇場へ向かう前、近くのレストランで腹ごしらえをしている友だちと会ったんだけど『心ここにあらず』な私...、開場して間もなく居ても立ってもいられなくて劇場へとむかいました。

ロビーで教授のCDが売られていました。先着30名様はサインつき!っということでゲット!キャ〜っ♡

で、まあ、良いんだけどね。ぶつぶつ 

でももっと気が利く自分で在りたい在って欲しいと思うんだけど、良い考えって後にならないと思いつかないのよねぇ〜。しみじみ 

後々になって、あのヒトの分とかこのヒトの分も買っておいてあげれば良かったって気付いたんだけど、後の祭り..でもそうしたら他のお客さんの手に渡らなくて別の残念な人が出てくるわけなんだけど、ホント、もう少し機転が利いて私が知っている(笑)他の人の事も考えられる人間になりたいと思います。

それからワイン。気を落ち着かせるためにも、コンサートを楽しむためにも白ワインを一杯。私はてっきりコンサートが始まる前に飲んでしまえとか、ロビーで飲んでいいけど客席に持っていっちゃダメって言われると思っていたんだけど、「持ってっていいよ〜」って言う事で、グラスを片手に知っている人を探す事もなく、早々と自分の席に着いた。

*ここ結構重要*
ちびちびやっていると、段々と人も増えてきました。やはり日系の方が多く日本語が飛び交っています。 

「あーこんにちは、お久しぶり〜」 
「あっちの方で誰とかさんにも会ったわよー。ご主人と来ていらっしゃったわ」 
「この間はどうもありがとーございました」
「まあ〜、○○ちゃん、えーもう10歳になったのぉ?大きくなったわねぇ〜」
「先日いただいたXXのお煎餅おいしかったわぁ〜」
「○○さん、こっちこっち〜」

なんだかお盆とお正月が一緒に来たようなハッピーなハイテンションオーラが満ちあふれています。

ステージの背景となる巨大スクリーンには今回のコンサートで演奏される多くの曲がピアノの連弾で行なわれ、それを実現するためにヤマハの先端技術を使い、1台を教授が奏で、もうひとつは教授が前もって演奏したと同じ指使いで、同じ強弱で、同じペダルで全てを忠実に再現したものを使って行なう事が説明されていました。

しばらくの後、客席の電気がかなり落ちて暗くなってきたとこに気付いた皆さん、急いで席に急がれます..、そうするとアッと言う間にほぼ真っ暗なり、そのステージ上に黒い陰、教授です! 一曲目は out of noise から、そしてステージが明るくなり..ああ、次の曲はなんだったんだっけ、斜め30度くらいからバードウォッチング用の双眼鏡からドアップの教授を見つめながら彼のピアノの音に引き込まれていきました。

涙がスルスルと出てきて、涙で双眼鏡が濡れないように少し浮かせて教授をずーっと見ていました。サラサラの涙がスルスル出てきてポタポタ落ちるんだけど、悲しいからじゃあないの。

映像的にはピアノを弾く教授と彼の背中というか肩、そして揺れる前髪、手の動きなんだけど、そのシーンを見ながら遠い昔、子供だった頃のフラッシュバックを見ていた。悲しい涙じゃなくて、これで良かったのね。なんかそんな感じ。

あまりにも使い古されているからイヤなんだけど敢えて言うなら『癒し』でしょうか。耳元で「良かったじゃん」(私の今までの人生全て)って囁かれた...そんな感じ。

まあ、まさにそうなんだけど、多感だった少女の頃、心から愛し尊敬した人と再会したら、若く美しかったそのヒトも素敵に年輪を重ねていて、そして今もたまらなく素敵で、今も変わらない肩の線とか、鍵盤の上の手とか、グレーになったけど今も揺れる前髪...に当時がだぶる。

私もそれ相応の年になっていて..。ぶぶっ


教授の演奏は一曲一曲、入魂の演奏で、心を込めた演奏だなんて甘い言葉じゃ100分の1も表現されていないような気がする。心を揺さぶられます。

曲が終るたび教授は静かに手を止めそーっと手を持ち上げピアノから下ろす。

聴いている私でさえ放心状態だから、教授もさぞかしお疲れ...と思うんだけど、数秒の間をおいて、譜面を変えてまた別の曲を弾きだす...。 どこで読んだか忘れたけれど、今回のコンサートのために教授は70曲ほどを準備していて、その日の気分とお客様の反応で曲を選んでいたんですって。

興味がある方はiTune ストアから私が行ったこのコンサートの音源をダウンロードして聴いていただく事が出来るはず。ココをクリック

ともあれ放心のコンサートがおわり、皆さんが劇場を出られた後、後片付けをしていたみここ嬢の計らいで、ツアーマネージャーのNさんとお話しをすることになり、後片付けが終った後、古川氏の計らいで、今回のユーストリーム放送のもう一人の大黒柱平野さんとみここ嬢と教授にご挨拶させていただく事になった。

きゃ〜っ♥です。
平野さんもみここ嬢もお仕事がらみなのでプロフェッショナルですが、わたしミーハーな中学生の頃に戻っておりました。握手をしていただき目眩です。でも忘れてはいませんでした。でもそこには大人の分別ってやつがわずかに残っていたのでチュ〜♥はお願いしませんでしたが、ハグ♥をお願いいたしました。そしたら「ぶふ、いいですよ」ですって。で、軽度のぎこちないハグでなくしっかりハグして/させていただきました。きゃ〜っ♥

古川氏の所に戻り、彼らが宿泊しているホテルに戻る事になりました。で、ご一緒させていただく事になりました。某ホテルに着き、ロビー横のラウンジで飲もうかって話しになり、みここ嬢とそこで古川氏&平野氏を待たせていただく事に話しをしていると、教授もご帰還になり、みんなででは一杯という話しになりました。

実際にはホテルのラウンジは結構うるさかったので、イエールタウンに在る某所..っと言っても古川氏がすでにネット上で明かしているので書かせていただくと、Brix へ出かけました。

コートヤードの部分でシャンパンとワインとで軽くチーズやアペタイザーをつまみ、教授と古川さんの会話や皆さんの会話に酔いました。 

流石のわたしもテーブルの上のお皿をアレンジしたり、
立ち上がって別の方角から写真を撮る度胸、
ありませんでした。
赤と白のワイングラスの影の白い襟は教授です

そのときの会話の一つ..、

教授『いやぁ〜、バンクーバーの人たちうるさかったねぇ〜』
私 『!!』


今回の教授のコンサートのオープニング、実は「ただいまより演奏がはじまります」って放送があったりベルが鳴ったりして客席の電気が落ちて演奏が始まるっというやり方ではなく、5分間かけて客席の電気が少しづつ暗くなっていき、それにあわせるように音も次第次第に大きくなっていく方法をとっているそうです。

他の都市では皆さんもっと早々とその変化に気付いて会場が静かになるらしいけど、バンクーバーの観客はなんと3分過ぎるまで気がつかないでワイワイお喋りに興じていたらしい...っということで、先に書いた↑重要の所を思い出して欲しい..。あたたたた。

教授のスタッフでステージの後ろの映像を担当していた方が、「そうそう、村祭りみたいな雰囲気だった」って!全くもってそういうハッピーな空気が会場に充満していましたが、あたたたた、教授、パフォーマンスに気付くのが遅くてごめんなさいでした。

この夜は教授もそうですが、魅力的な人々に囲まれて実に刺激的な夜でした。

まだまだ色んな事があったんだけど、残りは私の記憶の中にとどめておこう。

ではでは、おやすみなさ〜い。